岡崎図書館事件と企業の社会的責任
企業の社会的責任(CSR)が、さまざまな場面で言われることが多い。
岡崎図書館事件では、初動が間違えなければ大きな問題にならなかった、とも指摘があり、「本当は大事にならずに済んだ」ことだったのかもしれない。もっとも他に個人情報の取り扱いも問題あったようだから根っこは一緒だとも言えるのかもしれない。
CSRは積極的な活動だけではなく、顧客のその先にある社会へ与える影響への責任を意識することにもあると思う。また、発注元も発注先の企業がCSRを果たしているかまでも考えていくこともCSRの一環であろう。
図書館であれば、公共性の高い施設であるのは言うまでもない。より高いCSRの意識が求めらるのではないだろうか。そういう観点で見ても、三菱電機ISの伝え来るところの説明は、CSRの意識があるのか甚だ疑問だ。また、そういうところに発注した責任も発注元は感じるべきだろう。
たぶん、顧問弁護士から指導をうけつつ、発表や会見を行っているのだろう。今後、グローバル化していく企業社会の中で単に法的責任回避の姿勢だけでは、企業としての信頼を失うばかりである。そのいい例に感じた。
それでもそういう企業は、生き残っていくのだろう。現実社会の様に。
しかし、多少青臭くても、社会的責任はそもそもの企業のあり方を考える指針であって、企業は唱え続けて入って欲しい。そうでなければ、国を超えたグローバル化においては、「道」を見失うのではないか。
と、詰まんないことを考えた。
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20101204.html#p01
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E8%B2%AC%E4%BB%BB#.E6.A6.82.E8.A6.81