Harry Potter and the Order of the Phoenix

 ようやく、読み終わった。
 ええーっ、いやにあっさりあの人が!ってな展開もあって、楽しく読んだ。多感な時期を過ごす登場人物の成長や、その視点から見た大人たちの変化の描写も楽しめる。また、ハリーだけでなく、友人たちの成長もこのシリーズの重要な楽しみだ。純粋と反抗の入り混じった思春期独特の心の動き。ロンやハリーの口調も荒っぽく男の子っぽさを感じてくるし、理屈っぽいのはそのままにハーマイオニーも女の子らしくなってくる。
 もう少ししぼってもいいんじゃないかって分量(長さ)だけれども、それだけ登場人物も増えたししかたないのかな。そう思うのも、他の登場人物の話も知りたい気持ちにもなってくるからだろう。

 さて、これが映画になったらどう描写するのだろう。それも楽しみ。