無人兵器
米軍の無人兵器について、2005年4月18日付け朝日新聞の天声人語で触れられている。
地上走行する米軍の新型兵器で「戦闘用ロボット」に近いものだ。自立型ではなく遠隔操作をして攻撃を行うようだ。
所詮、人殺しの道具だ。
「巻き添えになるイラク市民がさらに増えるのではないか。自国兵士の死傷者数のみに神経をとがらす今の戦争を象徴する兵器の登場である。 」とある。
むしろ逆効果のコメントだ。
遠隔操作のロボットだからこそ、兵士の身の危険が少なくなり、相手が攻撃の意思があるかどうか確認できる。戦場での殺されるから殺すのだと言う瞬間的な判断に余裕が生まれる、と説明されたらどう反論するのだろうか。
しかも、米軍の無人兵器の投入計画は、イランにおける米軍の象徴的な状態ではあってもイラン問題の本質的ではないのは言うまでもない。
手塚治虫やアイザックアシモフまで出すくらいなら、単純に兵器ではなく、ロボットは人を生かすためにあって欲しい、と単純にまとめて欲しかった。ネタがなかったのかもしれないが、無理やり時事問題に結び付けても共感は得られない。
と、まぁ、ネタになるのも朝日新聞だからなのかもしれない(笑)