宅配便と小包で思うこと

 出張先で荷物の受け取りをする。使うのは宅配便。

 今までの経験では、郵便小包は、会社の門で守衛の人に手渡されるが、
宅配便は受付などの荷物受け渡しの窓口まで持ってくるという違いがあった。守衛の方は荷物を受け取る事に慣れてないので、受理した荷物の引渡しに手間取って迷惑をかけてしまった。
 それ以後、仕事関係の荷物の授受に、私は郵便小包は使っていない。先方も同じことになっては、トラブルの原因になるし、他の宅配便会社と違って日に一度、集配に来てくれないからだ。
 ただ、今は改善されているに違いない、と思っている。

 しかし、先日、嫁さんが宅配便よりも安いからという理由で日本郵政公社の小包を使った。相手先は転居元の自宅。そこに私がいるのだ。転居届けが出ているため、荷物は私の手元に届かず、目の前の郵便局まで来て、送り返されたのだ。
 依頼元に電話一本もなく。
 荷物が届かないので、TELすると、途中まで荷物は帰ってきているという。クレームつけてが、再度配送するまでもなく送り返された。
 やっぱり、宅急便と小包は違うのだ。

 私が恐ろしいのは、郵便のシステムが疲弊しているかもしれないことだ。荷物の配送に携わる方々が、「請け負った荷物を待っている人がいる」という意識(責任感や充足感)が欠けているのかもしれない。

 今回はレアケースだと思うが、それでも、受け取り時点*1、転送される時点、クレームをつけた時点、で荷主の思惑通り配送するチャンスはあったのだ。
 

*1:転居情報は小包を出す郵便局で受理時点で分かることらしい。転居届けの情報を生かせないのは、個人情報保護の為か?ただ、転居届けを出しているのだから、転居の事実は伝えてもよいのだはないだろうか。そうでなければ、このシステムの悪用も可能となる。